「ドタドタ、カリカリと音が聞こえてくるけど、天井裏でねずみが何をしているのか気になる」
「なんで寝る頃に限ってうるさくなるんだろうか?」
この記事では天井裏のねずみがうるさい理由に加えて、ネズミを放置するリスクと対処方法を解説します。
ネズミがうるさいだけなら我慢できるから放置してしまうと、家を劣化させたりと厄介な二次被害に発展する可能性があります。
最悪家の修理に余計な出費がかかったりする原因にもなります。
この記事で効果的な天井裏のネズミ対策を知り、二次被害を未然に防ぎましょう。
ネズミが天井裏でしていること
巣を作って生活をしている
屋根裏はネズミの天敵であるカラスやネズミが侵入できないスペースで、夜行性で暗所を好むネズミにとって安心できる生活スペースとなります。
屋根裏には「断熱材」や「木の柱」があるため、それらをかじり取ってネズミが巣作りをしています。
そのため「カリカリ」といった音が天井裏から聞こえて来たら、ネズミが家の建材をかじっている証拠です。
一般的に、天井裏には「クマネズミ」という種類のネズミが住み着くことが多いです。
クマネズミは運動能力が高く、跳躍したりパイプや配線をつたって垂直方向に移動することができます。
そのため、安全な天井裏に巣を作って、人が寝静まった頃にキッチンや台所に降りて来て人間の食糧を食べて生活をしているのです。
走り回っている
ネズミが天井裏を走っていると「ドタドタ」「ドドドド!」といった音が聞こえて来ます。
いわゆる「ネズミの運動会」と呼ばれています。
ネズミが屋根裏で走り回るのには、主に2つの理由があります。
走るのが楽しいから
ネズミが走り回る理由は、天敵のいない安心できる空間で発情期になって活発になるから。
活発になると仲間と追いかけっこをして走り回ります。
ハムスターが回し車の中で走り回るのと同じ現象です。
本能で走らないとおかしくなるから
野生のネズミは夜行性で敵の多い昼間は、穴の中で寝ています。
そして、体内時計で夜になると外に出ていき、天敵に見つからないようにエサを求めて素早く走って移動します。
ネズミが一晩で走る距離は5km以上と言われています。
つまり、屋根裏に住み着いたネズミが特に夜になると走り出すのは種としての本能なのです。
また、走り回ることで体内時計のリズムを保ち病気や肥満にならないようにしていると考えられています。
共食い
少しショッキングですが「共食い」をしていると屋根裏で暴れ回ってうるさいことがあります。
ネズミは体が小さくエネルギーを蓄えることができません。
加えて、1日の運動量が多く消費カロリーが多いので2〜3日エサを食べないと餓死してしまいます。
そのため、繁殖しすぎたネズミは食糧不足になって共食いをするのです。
天井裏のネズミを放置するとやばいのか?
天井裏でうるさいけれどもネズミが人間に直接危害を加えるわけじゃないし、放置しても問題ないか。。。?と思うかもしれません。
確かに臆病なネズミが直接人間を襲ったりすることは珍しいですが、ネズミを放置すると間接的な重大な悪影響が発生します。
そのため、天井裏にネズミがいる場合は1匹残らず確実に駆除する必要があります。
火事が発生する
ネズミを放置していると火事が発生する可能性があります。
ネズミは人間と違って一生歯が伸び続ける動物なので、物をかじって歯を削ろうとします。
歯が伸びすぎるとエサを食べられなくなるので、ネズミにとって歯を削ることは死活問題なのです。
そのため、家の中の物(建材や壁、配線など)を手当たり次第にかじりって歯のお手入れをします。
ネズミが天井裏や壁の中の配線をかじって、中の銅線が剥き出しになって溜まったホコリや断熱材に漏電すると火事が発生します。
壁の中や天井裏の配線はかじられていることに気がつけないので、知らない間に火事につながるのが恐ろしいポイントです。
ネズミによる火事に関してはこちらでまとめています。
家の中が臭くなる
ネズミは移動しながら糞や尿をする特性があります。
そのため、ネズミを放置すると天井裏や壁の中など人の手が届かない場所で糞や尿をされて家中に悪臭が漂い、取り返しがつかなくなることも。。。
他にも、住み着いたネズミが死んで、死骸から悪臭が放たれている可能性もあります。
ちなみに、ネズミの死骸はとんでもなく臭いです。
ネズミの死骸に関する匂いに関しては、こちらでまとめています。
ネズミの死骸が臭いのはいつまで?放っておけば消えるのか?放置するリスクや対処方法を解説
また、ネズミの死骸や糞、尿は悪臭を放ち不衛生なだけではなく、家の建材を傷めるので、余計な修理費用がかかったり、家の資産価値を低下させる原因になります。
加えて、ネズミの死骸や糞はゴキブリやハエなど害虫の餌になるので要注意です。
できるだけ早めにネズミを駆除して、余計な出費を抑えることが重要です。
食中毒を引き起こす
ネズミは食中毒の原因となるサルモネラ菌を保菌しています。
ネズミは人が寝静まったあとに天井裏から出て来て、エサを探しにキッチンや台所を歩き回って病原菌を撒き散らします。
もしも、小麦粉の袋や卓上の果物など、食材にかじられたような跡があれば、それらは食べずに捨てるかもしれません。
しかし、シンクの中や調理器具、食器の上などをネズミが歩き回って汚染されていることに気が付かずに、それらを使った料理を食べるとで食中毒になります。
ネズミはどこでも歩き回るので、一見綺麗に見える物でも病原菌に汚染されている可能性があるので、注意が必要です。
確実にネズミを追い出すには
確実にネズミを追い出すためには駆除業者に依頼しましょう。
というのも、素人が家に住み着いたネズミを駆除する方法は毒薬とネズミ捕りを仕掛けるくらいしかできません。
万が一ネズミが仕掛けた毒餌を食べたり、ネズミ捕りで捕獲できたとしても、ネズミは警戒心と学習能力が高いので残りのネズミが毒餌とネズミ捕りを避けるようになり、全く効果がなくなります。
※ネズミは1匹でも残っていれば、すぐに繁殖するため、1匹残らず徹底的に追い出し、捕獲する必要があります
もしも、ネズミが毒薬を食べたとしても、どのタイミングでネズミが死ぬか分かりません。
万が一壁の中で死んだ場合、死骸を取り出せずに腐敗すると、とんでもない悪臭を放ちます。
※最悪、壁を剥がす必要があるため余計な費用がかかります
そのため、ネズミの習性に詳しいプロであれば徹底的な追い出しと、再発防止対策まで可能なので、ネズミによって発生する二次被害を未然に根本的に解決することができるようになります。
まずは現地調査が無料の駆除業者に現状がどのようになっているのか調べてもらい、今後どのようにすればいいのかアドバイスをもらいましょう。(調べてもらってネズミがいないことが分れば、業者さんに駆除はしてもらわずに帰ってもらうことも可能です)
以下の記事では悪徳業者に騙されないようにするために、悪徳業者と優良業者の見分け方を紹介しています。
ねずみ駆除で悪徳業者を選ばないようにするコツを解説。悪徳業者の特徴は何?
また、駆除業者を選ぶときには2つ以上の業者に無料の現地調査、見積もり依頼をして料金の比較を行います。
以下では個人的にオススメで相見積もりの中に含めたい駆除業者を2社紹介します。
害獣駆除110番
害獣駆除110番は上場企業のシェアリングテクノロジーによる安定した基盤による運営と、最長10年の保証で安心ができる点に定評があります。
また、ねずみ駆除の場合「駆除費用+殺菌消毒費用+清掃費用」が22000円のため、とりあえず安めの料金で駆除だけしてほしい人にオススメです。(再発防止までしてほしいことを伝えれば、料金は変わりますが対応してくれます)
また、全国に239の加盟業者と提携してるので、申し込みから最短で当日中の現地調査が可能です。
他の業者だと予約に空きが無くて申し込みから現地調査、駆除の実施までに時間が空いてしまい、ねずみによる被害が拡大してしまうことがあります。(被害の拡大は余計な出費の原因になります)
害獣駆除110番は申し込みから対応までのスピードが業界トップクラスなので、被害を拡大させず済みます。
害獣駆除110番の詳しい評判や口コミ、メリット、デメリットはこちら
ハウスプロテクト
ハウスプロテクトは他の駆除業者と違ってリフォーム会社が母体の駆除業者のため再発防止施工のクオリティが高いです。
施工のクオリティが高いだけで無く、しっかりと最長10年の保証期間が設けられています。
そのため、何回も被害が再発して駆除依頼をするリスクが低く、「今回で最後の駆除にしたい」と考えている方にオススメの業者です。
また駆除完了後に写真付きの報告書でどんな施工をしたのか分かりやすく説明してくれます。
そのため、ちゃんと施工をしていることを自分の目で確認できるため透明性が高く信頼できる駆除業者です。
ハウスプロテクトの詳しい評判や口コミ、メリット、デメリットはこちら
まとめ
本記事では、屋根裏でのネズミの行動と、屋根裏に住み着いているネズミを放置することで発生する二次被害について解説しました。
屋根裏でネズミがうるさい原因は、家の建材をかじったり走り回ったりすることで、「カリカリ」「ドタドタ」と言った音が聞こえてきます。
うるさいだけならネズミを放置しても問題ないかな?と思うかもしれませんが、家に住み着いたネズミは家の衛生環境を悪化させたり、火事を引き起こしたりする原因になります。
そのため、ネズミは放置せずに必ず家から追い出しましょう。
確実にネズミを一匹残らずに追い出すためには、駆除業者に無料相談してみるのがオススメです。
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